歩行道NHKラジオで全国に紹介

2000年2月28日(月)、NHKラジオ第一放送での
歩行道紹介のようすをご報告します。


 地球一周、4万キロを歩いてしまおうというかたがたが、目の前にずらっと16名いらっしゃいます。皆さんこんにちは。
 こんにちは。
 平均年齢は60歳、でも気持ちは25歳だそうです。いちばんお若いかたが21歳、ご年配のかたが90歳と、今日は東京近郊のかたがお集まりくださいました。
会の名前が歩行道普及協会。全国に百名ほどのメンバーがいらっしゃいます。
 地球を歩くと申しましても、パスポートを手に本当に海外に行くわけではないんです。私たちは日常いろんなときに歩きますよね。たとえば部屋の中を歩いたり、お買い物に行ったり、健康のためにちょっと歩いてみたりと。1日10キロぐらい歩いてもいいし、数百メートルでも数十メートルでもいい、自分の歩きたいときにマイペースで歩いていこう、そして4万キロをめざそう、4万キロ歩いたら地球を一周したのと同じことだ、そういう考え方で歩いていきましょうというのが、この会の目的なんです。歩くことにかけてはつわものぞろいかといいますと……、ちょっとメンバーのかたにお話をうかがってみます。佐俣さんご夫妻、ご主人は幸二さん90歳、奥様が郁子さん80歳、まず奥様です。普段かなり歩いていらっしゃるんですか。
 いえ、今のところそんなに歩いていません。足をいためて一時中断していました。
 どうしてこの会に入ろうと思われたのですか。
 目標ができて、夢をもって歩けるのが楽しいと思いました。
 やっぱりご主人と一緒に歩きたいと?
 ええ、主人一人だと歩かないですからね。二人なら歩けるかなと思って。最後のがんばりだと思っています。
 皆さんが最初に4万キロという距離を持っていて、そこから引き算で歩いていこうというのが会の趣旨なんですよ。普通ですと今日は10キロ歩いた、明日は20キロ歩いたと足していくじゃないですか。そして4万キロ到達しましたとなりますよね。そうじゃなくて、引き算なんですよ。今日1キロ歩いたら、残り3万9999キロと、持ちキロがまだたくさん残っているという考え方なんですね。そういう考え方、いかがですか?
 とてもいいと思います。夢ふくらませながら歩いていけたらと、1日でも元気で。
 ああ、たくさん持ちキロが残っているから長生きの楽しみができると。
 ええそうですね。どうせビリからですけど、ついていきたいと思っています。
 ぜひぜひがんばってこれからも歩いていっていただきたいと思います。じゃあご主人様、楽しみに奥様と一緒に。
 はい、ありがとうございます。
 とても仲のよさそうな、うらやましい雰囲気のご夫妻でした。では次のかた、深沢富子さん、75歳のかたでいらっしゃいますが、1日どのくらい歩いていらっしゃるんですか。
 5キロです。4キロ半ぐらいのときがありますと、夕方ちょっと家の周りを歩いて5キロにして、そうすると自分も納得するし、楽しいもんです。
 この会に入ろうと思ったのはどうしてですか。
 歩行道というのは地球4万キロのみちしるべと思っているんです。だからその長い道を自分は一歩一歩歩いていきますし、仲間が日本中あっちのとこ、こっちのとこと歩いていますでしょ、それを思うとね、すご〜く楽しくて嬉しくなっちゃうんですよ。
 それが励みになると。皆さん、必ず一緒に歩くわけじゃなくて、いつもの生活の中できっとどこかでがんばっているのねという、それが嬉しいわけですね。ありがとうございます。
さてお次は井上さんです。実はつわものなんです。3万1千キロも歩いていらっしゃるというかたなんですよ。40代から歩き始めて今62歳ということですが、もう地球の4分の3周以上歩いてしまいました。歩くことで、自分自身お変わりになりましたか?
 そうですね、規則正しい生活ができるということですね。朝決まった時間に起きて、そして歩行して、決まった時間に食事をして、決まった時間に寝ると、それの繰り返しで歩いた距離が3万1千キロ。歩行道に入る前はそういうことを考えたことはなかったんですよ。4万キロ歩きませんかという新聞記事を見て、私は3万1千キロ行ったんだなあとつくづく感じた。中高年にとって歩くということは非常にいい結果をもたらしますね。4万キロというのは、われわれ中高年にとっては楽しみな距離ではないでしょうか。
 楽しみな距離! 挑戦しがいのある距離ですね。かっこいいですね
さて、この会の代表、大黒屋宏芳さんです。地球一周4万キロを歩くというアイデアはとても面白いと思うんですが、どうして引き算にされたのですか?
 プラスの歩きというのは結構いろいろな会があるんですけれど、引いて歩こうというのはですね、ゼロという動かないものを目標としているんです。ですから、子どもからお年寄りまで、どんなかたでも日常の歩きの中で、時間さえあれば達成できるということなんですよ。この歩き方ならば、飽きのこない、永続性のある歩きを楽しめるんですね。それで皆さんが賛同してくださって、こうやって全国で楽しみながら歩いています。
 足していく歩きももちろんいいんですけれど、なんか競争っぽくなって、一生懸命もっともっと足さなきゃとがんばっちゃうのでしょうか。
 そうですね。今までの世の中はプラス思考でしたから、もっともっとって無限を相手に歩いているわけですよね、競争のように。でも、もう世の中は変わってきたわけですから、これからは引き算で、ゼロという目標をめざして歩いていこうというのが会の趣旨なんですよ。
 ゼロをめざしていくというと、本当に気を楽にしてマイペースでやっていけていいですね。私のほうが数が多いわという威張り合いにもならないわけですね。
 そうですね。それに、お年を召したかたがたの楽しみにもなるんですよ。一日一日が宝になっていくんですよ。
 佐俣さんも、残った距離が楽しみになるっておっしゃっていましたね。
 ええ。ですから歩行道は体の健康はもちろんなんですけど、心にもいい影響を及ぼしますので、歩行に「道」をつけまして歩行道と呼んでるわけなんです。
 もし1日4キロずつ歩いたとしますよね、そうしますと、おおよその計算ですが27年ぐらいで地球が一周できます。もっとたくさん歩かれるかたはもっと早く一周できてしまう。でも、もしかしたら小さいときからの歩いてきた距離をもし数えていたとしたら、もう皆さん地球一周ぐらいはしているかもしれないですね。どうぞ皆さんこれからもがんばってください。せーの、
 がんばろう!
 ありがとうございました。

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